中仙酒場串屋さぶろく
─ お店の紹介をお願いします!
板橋区の本蓮沼という場所で、中仙酒場串屋さぶろくという居酒屋をしています。
メインとしては産地直送の鮮魚を使った刺身と、朝〆の鶏肉、地養鳥という鳥を使った串焼きを備長炭で焼き上げています。そして、全国各地から届く日本酒、これを三本柱としてやっている地域密着型の居酒屋です。
─ 今、お店を始められてどのくらいですか?
今年で12年目になります。2010年の11月に開業しました。
リーマン・ショックの直後で、東日本大震災の前の年に開業しました。
─ 今回、Cポンを導入したきっかけを教えて下さい。
役員の秋山さんとの出会いですね。
もともと知ってはいたんですけど、違う事業で関わりがあったので、当時は節水弁というのを秋山さんが販売されていたので、「ここに節水弁つけてよ」って連絡をしたら、「今、こういうこと始めたんだよね」って言われたので、「何それ?」って聞いたっていう感じですね。
で、話を聞いてみると毎回20%オフと謳えるので宣伝しやすいと感じました。さらに詳しく話を聞くと純粋に20%オフかといったらちょっと違うじゃないですか。1万円チャージしたら1万2000円になって、1万2000円分使えるという意味だから、こっちとしては単純に20%引かれるのかといったらそんなことはないという感覚値だったものですから、おもしろいなと思って。
─ Cポン導入は手間になりませんでしたか?
「秋山さん、全部やっといてね」っていう感じでした(笑)
QRを置くだけなので、まずは置いてみて、始められればいいという感じでした。
─ Cポンを導入する前に、不安だったことはありますか?
全く、何も考えなかったです。役員の秋山さんを信頼していたので。
彼が前職の際にお世話になり、とても信頼していました。当時は、節水弁でお水が節水できていたし、他社と比較して節水弁の相見積もりを取ったときにも、格安だったので。「これをつけない理由はないな」と思って。そのようなご縁もあり、今回も信頼できると感じておりました。
どちらにせよ初期費用がかからないし、別にやらない理由ないじゃんという感じでした。
─ Cポンを導入して、お客様の数に変化はありますか。
今のところ、すごい増えているかというと、感覚値としては正直、あまりないです。
1カ月やっていたら1組か2組がくるかなという感じですね、居酒屋では。
ただ、今は撤退しちゃったんですけど、テイクアウトのお店とかをやっていたときは割と使っている人がいたのかな。
なので知らない間に使われたCポンが貯まっている感じで。
ただ、最近秋山さんから貯まったCポンを換金せず、2次利用するBtoBの新しい仕組みができると言っているので、仕入れの中にぶっこんでいけるというのは、やり方としてはおもしろいんじゃないの、というのはありますね。
─ 支払いについて、現金払い、QR決済、クレジット払いやSuicaなど、割合はどのくらいのイメージですか。
当店でいうと、5~6割が現金です。
もちろん日にもよりますけど、格段に増えたは増えたんですよね。コロナの前と比べると。コロナ前だと7割現金で、3割がクレジットカード。
コロナの最中から今にかけてでいうと、5割いくかいかないかくらいですかね。
日によっては2割ぐらいしか現金決済がないときもあります。
─ QR決済の人は、全体でいうと何%くらいですか?
ここ最近減りました、キャンペーンとかをやっていないとかもあるんでしょうけど。
PayPayが目立っていた時期があったと思うので、目立っている時期は9割PayPayとかありましたよ。
それにしても電子決済はうちの場合はカードが根強いですね、開店当初からカードを使えるようにしていたというのもあるので、カードで決済をされるお客様というのが、キャッシュレス系の決済の中でいうならば、7割ぐらいがカード。2割5分ぐらいがPayPay、0.5が残り、Cポンも含めたその他という感じです。
─ Cポン導入を検討しているオーナーさんに何かひと言、コメントをいただけたら嬉しいです。
単純に20%オフというのはすごく魅力だと思うんです、使う側にとってみれば。
他方で、誤解されて聞いている方がたまに見受けられるんですけど、「20%負担しなきゃいけないんでしょ」とか「70%で買い取りじゃんか」とか言っているから、3割も負担できないし、とおっしゃってますが、Cポンが考える経済圏だったりとか、これまでにないアイディアがビジネスモデルに組み込まれていて、単純に20%、30%オフということじゃなくて、そもそもの通貨の価値っていうのが変わっているから、そんなに負担なくできるのではと思っています。
そこを誤解せず、ちゃんと説明を聞いたほうがいいのではないでしょうか。
その中で、ブロックチェーンじゃないですけど、組み上がっている枠があるじゃないですか。その中で流通させる金銭、貨幣価値というところでいうと、新しい考え方なので時代的にはもうちょっと、もしかしたら時間が必要なのかもしれないですけどね。
まだ一般の人達は感覚的にちょっと追いついていないところがあるんだろうな、とは感じます。
とはいえ、導入しておいても別に費用かからないんだから、始めておいて損はないんじゃないでしょうか。