大東京酒場
─ お店についての自己紹介をお願いします。
ザ・大衆酒場です。「安い・うまい・安い」。とにかく安いんですよ。
うちはホッピーセットが290円なんですよ。たぶん東京だったら一番安いかなと。ボトルも大きいもので1800円しないので、1杯160円とか150円台で飲めるんですよ。
ザ・大衆酒場なんですが、立地がビジネス立地なんです。市ヶ谷というところで。基本的にリピーターが90%くらいで、お店はもう15年目になりました。
近くで仕事をしていたり、住んでる人だったら絶対にリピーターになるようなお店なんですが、なんせ用事がなかったら来ないところなので、もう少しお客さんが来てくれたらなと思っていました。
自分が飲むときに、食べたいものしかメニューにありません。ちょっとわがままメニューかもしれないですけど、のんべえなら、きっと食べたいものはあるはずです。
─ Cポンは導入前からご存じでしたか?
確か、コロナ始まってすぐのころに、役員の方からのお誘いで知りました。
Cポンが創業したてのときに、結構早めに導入しました。
─ なぜ、導入に踏み切ったんですか?
知り合いの紹介というのもありましたし、とりあえず、そのときの選択肢は「やるしかない」でしたね。
うちは新しいもの好きなので、最初に内容を聞いたとき、お客さんが20%オフで使えるキャッシュレス決済というシステムは、お客さんを囲い込めるよねと。
最初にやった理由としては、利用店が少ないうちにやっておいた方がいいじゃないですか。プラスアルファとして導入する理由は十分ですよね。
─ Cポンを導入するとき、手間はなかったですか?
手間はかかりますね。それはどこのシステムを導入しても、どうやったって手間なんですから。
例えばQRコードを置くだけでいいですっていうのは、レジ上の問題であって、経理上は結局どこも、絶対手間がかかってるはずです。
導入で全然コストも手間もかからないというアピールポイントはどこの決済システムも一緒なので、そこはどうでもいいですね。
─ 手間を上回るメリットを感じましたか?
やってみないと分からないと思いました。
正直、やってみて駄目だったらやめればいいじゃないですか、簡単に言っちゃうと。
20%オフですよというキャッシュレスシステムというのを使ってみたい、というのが率直な意見で、ほぼほぼ興味だけです。
─ 導入してみた結果、いかがでしたか?
いい面と悪い面がありますね。売値が下がるということは原価率が上がっちゃうので。
でも、Cポンじゃなかったら来てなかったかもしれないわけじゃないですか。
お客さんの中でも、例えば常連さんになったりということもありえますし、今、もともとは全然うちのお客さんじゃないところで、毎月1回ぐらい来てくれるなっていう人も数名確認できてますし。
Cポンプレミアムの割引だったりプレゼントも、うちはしていますけど、こんな来る理由のない街なのに来てくれてるぐらいだから、人が普段行くような立地だったらもっと来るだろうなと思います。
だから場所によっては、本当にいいですよね。例えば、ど田舎とか観光地とか。
観光地で使えるんだったら、観光地価格みたいなのがあるじゃないですか。ちょっと高かったりする。そういうところのお店で使えたらいいですよね。
─ 決済時、どれくらいの割合の方がCポンを使いますか?
うちは全体の8~10%ぐらいです。ほぼほぼ毎日Cポンを使う方は来ます。
あとは自分の友達に教えて、宴会を開いてもらうときに、幹事さん儲かるじゃないですかと、勧めてたりします。
日割りで言えば100%Cポンのときとかありますよ。お客さんが少なすぎて(笑)
─ Cポンを他の企業におすすめするとしたら、どのような企業におすすめしますか?
飲食店と美容室に勧めて、登録してもらいましたけど、いいんじゃないかなと思うのはカラオケ屋とかですね。原価がそんなにないし、割引したっていいんじゃないと思います。ジャンルは何でもいいんじゃないですか。結局、20%でお客さんがお得になればいいので。
─ 導入されていない他のオーナーさんに向けて、ひと言お願いします!
Cポンを使う人は、Cポンを使えるお店しか行かないのかなって思います。
キャッシュレス決済だけど、単なる広告媒体ではないですよね。
一般的な広告媒体は、不特定多数に告知して来てもらうシステムですけど、Cポンの場合は完全に囲い込み。
Cポンユーザーが、Cポンを使えるお店のなかでどこを選ぶか、というところなので、キャッシュレス決済として捉えるだけではなく、そういった方面で考えていったら導入して損はないかな。
完全出来高制なので、やろうがやるまいが変わらないんだったら、やったほうがいいと思います。リスクはないので、別に固定費がかからないんだったら、やっておけばいいんじゃないって思います。